てぬぐい大好き!自分で染物しちゃう!って方、CHAORASユーザー様の中にはいらっしゃるかもしれませんね。そんな方はご存知かもしれませんが、てぬぐいの生地のことってなかなか馴染みが無い方がほとんどではないでしょうか。
専用の長さの単位もあって、生地に名前もついていて、ちょっと面白い?(かもしれない)ので、サクっとご紹介したいと思います。
①てぬぐいの生地の種類
てぬぐいは細かく分けると沢山種類がありますが、大きくは
岡
文
と生地が分かれています。
名前がついているからには、もちろん違いがあるわけで、、、
何が違うかというと、糸の太さになります。
岡はタテ糸ヨコ糸がそれぞれ30番手の糸。
文はそれぞれ20番手の糸になります。
番手と言われてもピンとこないかもしれませんが、一般の白タオルには20番手糸が使われることが多いです。
40番手の糸は20番手の半分の細さ。数字が大きくなるほど糸は細くなっていきます。
つまり岡は糸の太さが細く、文は太めの糸で織っているってことです。
特岡や特文という生地もあります。岡や文より打ち込みが多いので、ピシッとしたハリを感じる生地になります。
糸の太さの違いわかりますでしょうか。。。
②手触りや生地の特徴
文は糸が太くざっくりと織っているのでザラザラした手触りで分厚く感じます。
岡は細い糸で織られているので、薄くさらっとした手触りです。
特岡は岡よりも打ち込み本数が多くなるので、高級てぬぐい生地として知られます。
今、CHAORASじゃないてぬぐいがお手元にあれば、どっちかな~ってちょっと触ってみてくださいね。
わからないな、知りたいなという方いらっしゃったらいつでも弊社へ持ってきてください。
弊社でつくるてぬぐいのほとんどは特岡を使用しています。
(CHAORASじゃなくて、ふつうのてぬぐいも作ってたりします。うふ。)
これは、高い生地使ってますよー 的なアピールでもなんでもなく。
文は目が粗いので、細かい柄の染をすると当然「柄が出ない!」という世にも恐ろしい結果が待ち構えています。
((((;゚Д゚))))ガクガク
ですから、
「インテリア目的で細かな柄をきれいに染めたい」
「実用できる肌触りの良いものにしたい」
というお客様のご要望に合わせて生地を選んでいます。
てぬぐいって一見同じように見えますが、デザインや用途によって、生地を変えるのがてぬぐい屋の仕事です。
今後もしオリジナルのてぬぐいを作ることがあれば、どういう目的でつくりたいかをてぬぐいを作ってくれる会社に伝えるとスムーズですよ。
③生地は長いんです
てぬぐいは1枚1枚織っているのではありません。長い生地を使いやすい長さにカットしたものになります。
ちなみに、単位も独特で、
1反(いったん)
1疋(いっぴき)
などとカウントします。
なので、90cmの長さが一般的なてぬぐいですが、今後もし、いつかどこかでオリジナルのてぬぐいを作る事があれば、100cmにしたい!とか、てぬぐいを作ってくれる会社に言っても全然OKですよ。
④じゃあバンブーレーヨンってなんなの?
一般的なてぬぐいはタテ糸、ヨコ糸ともに太さは違えど綿の糸ですが、バンブーレーヨンの糸を使った生地は弊社がオリジナルで織屋さんに織っていただいているので、一般的なてぬぐい生地のカテゴリーには入ってません。
でも、生産するときは「〇反 リピートかけますね~」と言ってます。
そんなこんなで今日も、反と疋を使って枚数の計算をしながら、在庫が減ってきた商品の発注を出しているぬまこでした。
ではまた。